Be an Engineer.

社会人からWEBエンジニアになった人間の備忘録的勉強記録

メンテモに転職した話

2021年12月23日に、株式会社PKSHA Technologyを退職し、株式会社メンテモに転職しました。

フルタイムのソフトウェアエンジニアとして入社で、フロントエンド・バックエンド限らず小さなスタートアップであるメンテモの開発をどんどん進めていく役割を担います。また、メンテモは山梨県甲府市にオフィスがありますが、私は東京都市圏に居を構えていることから今回はフルリモートでの採用です。

今回の転職についての振り返りと今後について書いていこうかなと思います。

そもそも私は

このブログなりTwitterなりであまり自己開示してこなかったのですが、私は昔からクルマが好きでした。見るのも乗るのも好きで、ずっと昔からクルマに近いところでWebエンジニアとしてお仕事したいなと思っていました。特に「自分の手でサービスの実装をしてそれを使ってもらう」ことに喜びを感じることもあり、常日頃からこの「自ら実装を行う開発者としてクルマに近いところのお仕事をすること」を意識して生きていきました。「誰と」あるいは「どの会社で」働くかよりも「何を事業をしているのか」の方を重要視しているイメージです。

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愛車の写真。2人しか乗れない不便なクルマだが若いうちに乗っておきたかった

前職のPKSHA Technologyでは駐車場に関するアプリ開発や、駐車場をより便利に使えるようにするための開発をしていてある程度クルマに近いところでのお仕事はできていたのですが、事業の色としては人々のクルマへの興味・乗りたいという気持ちを加速させるようなものではなく、より駐車場利用をインテリジェントにしていくというものでした。長期的に見ると自動車産業の発展に寄与するものではあるとは思いますが、クルマが中心というよりも駐車場という場所を中心にしたサービス開発になっていくようになるのだろうなと思っていて、クルマに近いように見えてどこか遠さを感じていました。

Twitterの通知でメンテモに出会う

そんなある日、テレビを見つつ晩ごはんを食べ終えようかというところでスマホTwitterの通知が送られてきました。その通知には「@tagomorisさんが"クルマとITエンジニアのこと"を開いています」(うろ覚え)とあり、普段こうした通知にあまりすぐに反応するタイプではないのですがたまたまスマホの通知が目につき、さらにその内容がクルマ×エンジニアの話題とかなんてど真ん中ストライクなテーマなんだと思い、スペースに参加しました。(Twitterのスペース機能を使うのもこれが初めてでしたし、伝えるのが難しいですが晩ごはん中ではスマホをほぼ見ないのでこの通知をリアルタイムで気づけたのが自分ではなかなか偶然感がありました。)

実際話を聞くと「クルマ×エンジニア」のテーマにはほとんど触れていなくて概ねリモートワークについてのアレコレを話していたので少しばかり肩透かし感があったのですが、このときに初めて「メンテモ」という会社を認知することになりました。そこからホームページやメンテモを紹介する記事等を調べてみて、面白そうなスタートアップだなと思い、8月12日の21:30ぐらいにスペースが終わったのに対してその日の23時にメンテモ代表の若月さん宛にDMを送っていました。

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その時に送ったDM。愛車持ってるぞアピールするとウケがいいのではと思って送ったがこれがブッ刺さっていたらしい(後日談)

ここからは割とトントン拍子で話が進み、①カジュアル面談 → ②面談 → ③tagomorisさんを交えたコーディング・グループワーク面接 を経て内定をいただけ、先日晴れて入社と相成りました。

実際入社を決めるにあたって少しばかり悩みました。カジュアル面談等を通して、話を聞けば聞くほどメンテモの「クルマに対して貢献したい」という気持ちがどんどん伝わってきましたし、私が常日頃から考えていた「クルマと近いところのお仕事」を超えて「クルマと密着したお仕事」であることでカルチャー部分ではなんら心配していなかったのですが、

  1. まだ正社員数が2桁にも満たないドスタートアップであること
  2. 大半の社員が山梨勤務であるのに対し、フルリモートで成果を出せるのか
  3. 最近家族を持ち子供も考えている中で、こうした不安定さがある場所で不安に押しつぶされないか

等が悩みのポイントで、これらを一言でまとめるとこの「メンテモというリスクを許容できるのか」ということでした。でも個人的にはより理想に向かうためのリスクは取っていくべきだと思っていますし、なにより前職のPKSHAの方々から「いつでも戻ってきてね」という声を掛けていただけたことはとても大きくて、この言葉により深刻なリスクはほぼなくなったと言っても過言ではない状況になったので入社を決めきることができました。本当にPKSHAの方々には感謝感謝です。

メンテモに入社してみて

フルリモートを前提として入社をしましたが、他の社員の皆さんとの距離を詰めることを目的として入社直後の一週間は甲府に滞在して甲府のオフィスへ出社するような働き方をしました。かなり古い学生アパートではあるんですが、宿も用意してくれたので柔軟な対応で助かりました。

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一週間泊まり込んでいた部屋。ちゃんと駐車場付きで用意しているのが実にメンテモらしい

実際に入社してみてわかったことは

  • みんなクルマが好き
    • 体感ベースで雑談の7〜8割はクルマに関連した話
    • このクルマが好きという気持ちはホンモノと実感
  • やることがいっぱいある、ありすぎるけど開発リソースが足りない
    • サービス的に試したい構想がたくさんあるのにできないもどかしさがある
    • デプロイフローが確立していなかったり、モニタリングが十分でなかったりと安心しきって寝られないことがたくさんある
  • @tagomorisさんと技術相談ができる
    • キューイングについて相談すると、色んな実装パターンがスラスラと出てきてマジでビビった
  • 本当に甲府にオフィスがある(WEBベンチャーは東京にあると思い込んでる人にとっては本当に甲府にオフィスがあることになかなかビビる)

などでしょうか。
本当に開発リソースが足りていない感じはあり、逆に今はバリバリとモノを作って前に進められる時期なのでイチエンジニアとしてはとても楽しい時期でもあります。

今後について

入社してから行った具体的なお仕事としては、

  1. Next.js製アプリの本番デプロイができないという深刻な問題の対応
  2. 依存しなくてもいいものまでモノレポになっていたリソースを分割
  3. 現状だと意味を成していない CI workflow の削除

等などです。特に1に関しては深刻な問題で、結果として1ヶ月超の期間に渡り本番デプロイができていなかった状況でしたが、新たなマイクロサービスを導入してうんたらかんたらして解決までこぎつけられました。割とハードな実装変更だったのでそれを入社したての私に任せるほど猫の手も借りたいような状態というのがまさにスタートアップですね。

ここから今後については、デプロイフローを作ったりや決済周りの開発だったりをゴリッと進めていきます。現状ほぼ何もないと言ってもいいし、まさに0→1の開発でそこは楽しい・楽しみポイントです。

まとめ

このエントリーでは私のメンテモへの転職について書いてきました。TwitterのSpacesが出会いのきっかけになるなんて思いもしなかったですし、個人的には人生何が起こるかわからないなぁと思い知らされた一件でした。新型コロナウイルスの影響もあって勉強会などで対面で出会う機会が少なくなっている今、こうした非対面での出会いも増えてきていることでしょう。

逆に採用する側の記事も公開されていますので、こちらのエントリもよろしければどうぞ。

もちろんメンテモは絶賛採用中ですので下記リンクからでもそれこそTwitterのDMでもお気軽にお問い合わせください!今なら技術顧問をしてくださっている@tagomorisさんと技術相談をできる機会(これは福利厚生と言っても...?)がありますので、オトクな時期かと思います。

open.talentio.com